バンコクで受ける犬の健康診断!検査内容・費用・注意点を解説

バンコクで受ける犬の健康診断!検査内容・費用・注意点を解説

バンコクに住む愛犬の健康は、飼い主とともに豊かな海外生活を築くために必要不可欠なことです。本記事では、バンコクのトンローペット病院で受けることができる犬の健康診断に焦点を当て、検査内容から費用、そして注意すべきポイントまでを詳しく解説します。愛犬の健康な生活をサポートするために知っておくべき情報をお届けします。
 

【目次】

  1. 犬の健康診断は重要?
  2. いつから健康診断を受けるべき?
  3. 犬の健康診断時の注意点 in バンコク
  4. 健康診断の費用、内容、予約方法
  5. トンローペット病院で予約&受けてきた

1. 犬の健康診断は重要?

1. 犬の健康診断は重要?

犬の健康診断はペット愛好家にとって欠かせない一環です。病気の早期発見と治療、予防医療、健康状態のモニタリング、高齢犬への対応といった側面から定期的な健康診断のメリットは多岐にわたります。
 

早期発見と治療

定期的な健康診断は潜在的な健康問題を早期に発見し、適切な治療を開始する重要な手段です。早期のケアは犬の寿命と生活の質を向上させてくれます。
 

予防医療

健康診断は予防医療の基本です。ワクチンや予防薬の必要性を確認し、感染症や寄生虫から犬を未然に防ぐ役割を果たします。
 

健康状態のモニタリング

定期的な診断は犬の体重、血圧、心臓の鼓動、関節の動きなどをモニタリングする良い機会です。これにより健康状態の変化を早めに察知できます。
 

高齢犬への対応

年齢が進むにつれ、犬も様々な健康問題に直面します。定期的な健康診断は高齢犬に特に重要で、潜在的な疾患の早期発見や管理を可能にします。
 

新たな知見獲得に繋がる

犬の健康診断は飼い主と獣医師のコミュニケーションの良い機会でもあります。飼い主はペットの状態や日常的なケアに関する質問をし新たな知見獲得に繋げることが出来ます。
 

2. いつから健康診断を受けるべき?

2. いつから健康診断を受けるべき?

健康診断の頻度は犬の年齢や健康状態によって異なりますが、一般的には以下のように推奨されています。
 

若い犬(1歳未満)

最初の6ヶ月は月に1回、その後は年に1回の健康診断がおすすめです。ワクチンスケジュールも含め、成長段階での健康状態を確認しましょう。
 

成犬(1歳以上 - 7歳未満)

通常は年に1回の健康診断が適しています。ただし、犬の健康状態や特定のリスクがある場合は、獣医と相談して頻度を調整することができます。
 

高齢犬(7歳以上)

年齢が進むにつれて、犬は健康リスクが高まります。高齢犬は半年に一度から3ヶ月に一度の頻度で健康診断を受けることが勧められることがあります。
 

特定の症状や病歴がある犬

犬が特定の健康問題や慢性疾患の歴史がある場合は、より頻繁に診断を受ける必要があります。獣医と相談して最適なスケジュールを決定しましょう。
 

健康診断の頻度は一般的なガイドラインであり、犬の個々のニーズに基づいて調整することが重要です。まずは獣医に相談してみましょう。
 

3. 犬の健康診断時の注意点 in バンコク

3. 犬の健康診断時の注意点 in バンコク

犬の健康診断は大切なケアの一環ですが、バンコクで犬の健康診断を受けるにはいくつかの重要な注意点があります。これらを押さえて、愛犬を最大限にサポートしましょう。
 

言語が通じる動物病院を探す

言葉の壁があると心配事が伝わらなかったり、理解しにくかったりすることがあります。愛犬の健康に関する質問や情報共有がスムーズでにできるよう、十分に自分が話せる&理解できる言語が通じる病院を見つけましょう。
 

健康診断を予約しておく

事前予約せずに健康診断を受けに行くと、混雑した動物病院では待ち時間が発生することがあります。事前予約をしておけば、愛犬のストレスを軽減し、効率的な診察を受けることができます。
 

絶食する必要があるか確認しておく

特定の検査では絶食が必要な場合があります。事前に確認して、診断当日の食事スケジュールを調整しましょう。
 

事前に尿を採取しておく

尿検査が行われる場合、診察前に尿を採取しておくとスムーズです。病院の指示に従い、必要なサンプルを提供しましょう。
 

4. 健康診断の費用、内容、予約方法

4. 健康診断の費用、内容、予約方法

実際に受けてきたトンローペット病院を参考にご紹介していきます。
 

健康診断の費用

年齢
五歳未満 1,995THB 1,995THB
五歳以上 3,995THB 3,995THB 

 ※2024年2月時点(トンローペット病院)

私の愛犬であるチェイスは7歳だったので、合計3,995THBでした。予約した時期に狂犬病(約500THB)が無料になるプロモーションを実施していました。

もしプロモーションがある場合は、同じ時期に行くと良いかもしれません。
 

健康診断の内容

健康診断の主な内容を、以下に紹介します。
 

アルブミン(ALB)

アルブミンは主に肝臓で合成され、血液中の浸透圧の調節や様々な物質の運搬を担当しています。高いアルブミンは脱水、低アルブミン血症は肝臓や腎臓の問題を示す可能性があります。

アルカリフォスターゼ(ALP)

アルカリフォスターゼは肝臓や胆管系に存在し、高い値はこれらの器官の病気や損傷の兆候となります。肝臓系や胆管系の健康を評価するための大切な検査です。

アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)

ALTは肝臓にほとんど存在し、肝細胞の障害を示す指標です。他の組織にほとんど見られないため、肝臓の健康を特異的に示す検査となっています。

アミラーゼ(AMY)

主に膵臓から分泌される消化酵素です。犬で膵炎の指標として用いられます。

ビリルビン(TBIL)

ビリルビンはヘモグロビンの代謝産物であり、ビリルビン濃度の上昇は肝臓の機能不全や胆道の障害を示す可能性があります。黄疸の原因ともなります。

尿素窒素(BUN)

BUNは腎臓の機能や体液バランスを評価するための指標であり、高い値は腎臓機能の低下を示唆する可能性があります。

カルシウム(Ca)

カルシウムは骨や歯、血液凝固などに関与しています。カルシウム濃度の異常は、脱毛や皮膚異常、免疫不全といった亜鉛欠乏症のリスクも高めます。

リン(PHOS)

リンは骨やATP(高エネルギーリン酸塩)の構成要素であり、カルシウムと共に骨の健康を反映します。しかし、リンの濃度の異常だけで診断できる疾患は少なく、健康診断のスクリーニング目的で測定する事が多いです。

クレアチニン(CRE)

クレアチニンは筋肉の代謝物であり、腎臓機能を評価する指標です。高い値は腎臓の機能低下を示唆します。

ブドウ糖(GLU)

ブドウ糖は血液中のエネルギー源であり、食事やストレスなどの外的な要因を受けやすいので注意が必要です。

ナトリウム(Na+)

ナトリウムは細胞外液の主要な成分であり、水分バランスや血圧の維持に関与します。腎臓機能や水分調整の問題を示唆する可能性があります。

カリウム(K+)

カリウムは細胞内の主要な成分であり、心臓や筋肉の正常な機能に重要です。高い値は腎臓機能やアジソン病などの問題を示す可能性があります。

総タンパク(TP)

総タンパクは血液中のタンパクの総量を示し、腸内吸収、肝臓での合成、腎臓からの排出などに影響を受けます。バランスのとれた値が重要です。
 

健康診断の予約方法

予約する方法は電話で予約します。トンローペット病院の場合、英語または日本語で予約できます。
 

LINEショッピングでの購入方法

LINEショッピングで健康診断を購入すると、プロモーション(狂犬病接種無料)がついてくることがあります。そこで今回は、LINEショッピングで健康診断を購入する方法もご紹介します。

※LINEショッピングで購入しても予約は完了していないので、忘れずに電話での予約を済ませるようにしましょう。

購入先:https://shop.line.me/@wix1710x/product/1005814670

「Add to cart」をクリックします。
 

ご自身のペットの種類、年齢にあわせて選択します。次に診断を受けるトンローペット病院の場所を選択します。
 

「Add to cart」をクリックします。
 

「Buy Now」をクリックします。
 

健康診断の場合は「Free」を選択します。
 

決済方法を選択し、お支払いを済ませます。
 

5. トンローペット病院で予約&受けてきた

事前に電話予約(午前8時)しておいたので、受付で本人(犬)確認がスムーズに完了。その後の検査を待っています。
 

初めはお利口さんにしていたチェイス君ですが…
 

過去に病院で注射を受けたことを覚えているようで少しずつ不安になってきました。今回も血液採取があったので、採取前に暴れてしまいました。

獣医師と二人の助手の力を借りて何とか終えることができました。
 

よく頑張りました!表情を見ると不安だったことがよくわかります。飼い主である私も不安でいっぱいでしたが、愛犬のため心を鬼にしてこの状況を見守りました。
 

大好きなオヤツも食べて少しずつ元気が出てきたチェイス。病院が苦手なワンちゃんの場合、少しでもリラックスできるよう好物のオヤツや大好きなおもちゃを持っていくと良いかもしれません。

検査時間は約30分で終了しました。診断レポートは約60分で出来上がり、獣医師から電話がかかってきます。お急ぎの場合は、診断レポートをメールで送付してくれます。
 

健康診断結果

今回のチェイス君の診断結果は良好とのこと!
 

 

お願いすればレントゲンの写真も送ってくれます。
 

最後に

愛犬は飼い主が愛情を注げば、いつも大きな愛情で応えてくれるかけがえのない存在です。一方で、人間以上に早く老いていくことも覚えておかなければなりません。愛犬の元気な振る舞いに惑わされず、定期的な健康診断を怠らないようにしましょう。

忙しい日常生活の中で、愛犬の健康チェックが疎かになることもあるでしょう。仕事が忙しくなったり、海外生活による変化から見逃されがちな病気も存在します。そのため、見えない病気に気づかない可能性も考慮に入れなければなりません。

愛犬との旅行の予定がある場合はもちろん、普段から定期的な健康診断が重要です。半年から1年に一度の頻度で動物病院で健康診断を受けることで、見落とされがちな病気を早期に発見し、安心して楽しい時間を過ごしましょう。

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