タイで最も有名なリゾートアイランドの一つサムイ島。素敵な場所ですから、愛するペットと一緒に行きたいと思うものです。実はサムイ島には、ペットフレンドリーなビーチ、観光名所、カフェ、レストランなどが多く存在します。
そこで今回、サムイ島にてペットと行けるおすすめのスポットをご紹介するだけでなく、野良犬情報についてもお伝えします。(野良犬情報は、参考程度にお願いします。)
※ペットがいなくても、楽しめるスポットとなっています。
1. サムイ島について
サムイ島は、タイ本土にある最寄りのDonsak港から34km離れたところに位置しています。1970年代にバックパッカーによって発見されたこの島は、タイにある島の中で3番目に大きい島です。
サムイ島は、約80もあるアーントーン諸島の一つの島とされています。毎年200万人の旅行者が訪れることもあり、ラグジュアリーリゾート、高級スパ、4つの国際病院、国際空港、銀行、様々なレストラン、ゴルフコースとたくさんの施設があります。
サムイ島は、ココナッツやゴムの輸出産業も盛んですが、何と言っても観光産業で大成功した島の一つです。島に国際空港を持ち、バンコクだけでなく、香港、シンガポール、マレーシアからのフライトがほぼ毎日あります。
私も滞在した経験がありますが、大型スーパーやお洒落なカフェがあったりして、とても便利です。一方で、依然としてたくさんの自然も残っており、南国を存分に味わえる場所でもあります。
2. サムイ島の気候
皆さんは、サムイ島でどのように過ごしたいでしょうか?過ごし方によっては、サムイ島を訪れるべき季節が異なってきます。ここでは、サムイ島の気候についてご紹介します。
乾季 12~3月
12-3月は乾季の季節です。この時期には、あまり雨が降らず、心地の良い風が吹きます。クルーズやマリンスポーツをするのに、もってこいの時期と言えるでしょう。太陽の日差しが丁度よく、スイミングをするには快適な海水温度です。
暑季 4~8月
サムイ島の4-8月は暑季になります。とても乾燥していて暑さが続きます。しかしながら、5-6月にかけて少しずつ雨が降ってくるようになります。この時期が、サムイ島を訪れる最高の時期かもしれません。というのも、4月12-14日には東南アジア最大規模のソンクラン(水かけ祭り)が行われるからです。
雨季 10-12月
10-12月はモンスーン時期です。依然として日中は暑いのですが、夕方から涼しくなってきます。時にスコールが降り、またすぐに晴れ晴れとした気候になったりします。しかし毎年モンスーンのタイプは異なり、すぐに終わるタイプのモンスーンもあれば、数週間ずっと降り続けるようなスコールもあったりします。
3. ペットと行けるビーチ
実際に行ってきたサムイ島のビーチについて感想を綴っていきます。
チャウエンビーチ Chaweng Beach
サムイ島でも一番の人気を誇るビーチ、チャウエンビーチ。海水の透明度は、他のビーチと比べても見劣りしないくらい綺麗でした。
平日夕方5時頃に行きましたが、写真をみてもらうと分かるように、そんなに人は多くいませんでした。野良犬は、目視した感じでは、4匹くらいいました。
ただし、サムイ島に住む人は、自分のワンちゃんと一緒に海岸沿いを普通に散歩していました。野良犬も、彼らには近寄らず問題なさそうでした。おそらくリードにつないでいれば、野良犬とのトラブルはないかと思います。
チャウエンビーチ全長は、約6キロもあるので、海岸沿いをワンちゃんとお散歩するのをお勧めします。涼しい朝や夕方であれば、さらに心地よいお散歩ができるかと思います。
ロケーション
チョンモンビーチ Choeng Mon Beach
地元のタイ人に聞いたら、サムイ島で一番綺麗な海というので訪れました。言われた通り、海はトップクラスの透明さと白い砂浜でした。ビーチはかなり広く、ワンちゃんと海岸沿いを散歩することができます。ヤシの木による日陰も多くあるし、飲食店もあるので、長くゆっくり過ごすには最適でしょう。
ロケーション
ラマイビーチ Lamai Bach
ラマイビーチは、かなり長い距離の浜辺になっていますが、その間にこれといった日陰がなく、日陰のあるパラソルも砂浜にはありませんでした。
日差しの弱い朝や夕方に散歩するのが良いかもしれません。駐車場付近に野良犬がいましたが、ビーチに入ってしまえば、やってきませんでした。
ロケーション
クリスタルビーチ Crystal Beach
サムイ島で見たビーチの中でも、トップクラスの綺麗な海でした。今回、ペット不可という看板があったので、我々は行かなかったのですが、犬友達は、愛犬とビーチに行けたとのことでした。
私一人でビーチを視認しに行った時は、野良犬も全くいなかったので、もしかしたら一番の穴場かもしれません。
ロケーション
トンソンビーチ Thongson Beach
パンガン島に近い綺麗な海でした。ビーチはこじんまりとしていて、人も少なく感じました。野良犬はいないのですが、近くのレストランで7匹の犬が放し飼いされていました。気づかれずにビーチに入ってしまえば、問題ありませんでした。
このビーチの隣側に無人ビーチ(Naturism Beach)があるので、カヤックで向かい、そこでワンちゃんと戯れることができます。カヤックは1時間200バーツです。オススメは、そこにむかってワンちゃんとゆっくり過ごすのがベストです。
カヤックで少し奥まで行くと、まさに文字通りのエメラルドグリーンの海で感動しました。またクリアな海とは違う幻想的な海の色でした。
ロケーション
ナハイビーチ Nahai Beach
ナハイビーチの周辺には、リゾートホテルがあります。SHIVA SAMUI BEACH CLUBに居ついている野良犬が2匹いると聞きました。
砂浜もそこまで幅が広くなく、チェアーやパラソルがありませんでした。それに加えて、日陰がないので、長く滞在する際には熱中症に気を付けましょう。
ロケーション
メナムビーチ Maenam Beach
メナムビーチ周辺には、リゾートホテルが並んでいたことから、滞在客でにぎわうスポットです。しかし、私がいった午前10時頃には、欧米人二人しかおりませんでした。
白い野良犬が一匹おりましたが、マッサージ店の店員さんは危害を与えない犬だから大丈夫だと言っていました。私が見た感じも大人しそうでした。
ただし海岸沿いに海藻がたくさん流れてきており、他のビーチと比較すると、やや見劣りしてしまうかもしれません。
ロケーション
ナトンビーチ Nathon Beach
ナトンビーチの端側には、放棄された船が座礁していて、なんとも印象的です。さらに近くに警察署があるので、所有物を浜辺においていても、なんとなく安心できる場所です。
旅行客がほとんどいなく、プライベート感を味わうにはもってこいの場所です。ビーチは浅瀬が続くので、小さなお子さんも楽しめる場所だと思います。
周囲を気にする必要がないので、ワンちゃんと遊ぶ場合も、ここが一番かもしれません。ただし時間帯によっては、浜辺裏にある森林から野良犬が出没してくることもありますので、十分お気を付けください。
私はここに2回行きましたが、2回目は全く出没してきませんでした。
ロケーション
リパノイビーチ Lipa Noi Beach
朝方に行きましたが、野良犬が一匹もおらず、穏やかな場所でした。メイン観光地から離れている場所ということもあり、人もほとんどいませんでした。他の一般的なビーチと違い、浅瀬が狭いビーチです。
リパノイビーチの海は、エメラルドグリーンをしていて、かつ透明度が高いです。観光客の少ない穴場スポットです。
ロケーション
4. ペットと行ける観光名所
ビーチ以外にも訪れたい観光スポットをご紹介します。
Koh Ladビュースポット
上写真にあるのが、チャウエンビーチとラマイビーチ間にあるKoh Ladビュースポットです。チャウエンビーチからは、車で約15分の場所にあり、標識にも表記されているので、たどり着くのはそんなに難しくないはずです。
小高い部分にあり、サムイ島、光が綺麗に反射する海、白い砂浜が続く海岸を眺めたりできます。
オススメのタイミングは、朝です。運が良ければ朝陽が上るところ見ることができます。朝日を見た後に、チャウエンビーチにあるカフェで朝食をとれば、素敵な一日が始まること間違いなしです。
ロケーション
滝 Mountain waterfall
上写真の看板が、滝への入り口です。看板前に2台位駐車できるスペースがあるので、そこから歩いていきます。だいたい徒歩10分くらいで着きます。
メインの滝からは少し離れた場所に出るのですが、一方そのおかげで、流れがゆるやかな場所なので、人間だけでなく、ワンちゃんも泳ぐことができます。もちろん、岩を通ってメインの滝へ向かうことができます。ワンちゃんとは少し厳しいかもしれません。
近くにあるHin Lad滝が有名なのですが、コチラはほとんど人がいなく、プライベート感を満喫できる場所としてオススメです。
ロケーション
滝 Namuang waterfall
ワンちゃんと行ける滝スポットです。施設内には、観光客を乗せるゾウがおり、ワンちゃんと一緒に間近で見ることができました。チェイスはかなりのビビり症なので、ゾウに対して吠えてしまいました。
敷地内に白毛が多い、中型犬サイズの犬が住みついているので、少し注意が必要です。抱えることができる小型犬であれば、心配ないでしょう。
ロケーション
5. ペットフレンドリーの飲食店
サムイ島に来たら訪れたい場所といえば、タイ料理や欧米料理です。タイ料理はもちろんですが、サムイ島には、本当にたくさんの欧米人が訪れる、または住んでいるので、欧米料理のクオリティーが高いです。
ほとんどの屋外テラスを持つレストランやカフェが、ペットOKなので色々と冒険してみてください。ここでは私が訪れたカフェやレストランについてご紹介します。
La Fabrique French Bakery Chaweng(カフェ)
ペットと一緒に行ける本格的なフレンチ・ブレックファーストを味わうなら、French Bakeryがオススメです。私が行ったときには、全ての顧客が欧米人でした。
一つのグループ集団は、英語でなくフランス語っぽい言語を話していたので、フランス人にも認められているのではないでしょうか。
このベーカリーは、サムイ島に複数店舗あるようなので、宿泊地に近い場所を選ぶといいかもしれません。(他店舗の場合、ペット連れが可能か事前に確認ください。)
というのも、今回私が訪れた「La Fabrique French Bakery Chaweng」は、バイクを駐車できる程のスペースしかなく、お店がある場所も交通の激しい場所にあり、少し不便な場所にあるからです。
ただしここで食べたフランスパンのビーフサンドイッチは最高でした!
ロケーション
The Outback Cafe(カフェ)
タイ料理と簡単な洋食が食べれるカフェ。テラスが開放的でペット可なのがお勧めできる点です。
ただし猫を飼われているので、猫と相性が悪いワンちゃんの場合、避けた方が良いかもしれません。
ロケーション
For Rest Bar(カフェ)
かなりオススメの場所です。ワンちゃんと行けるのはもちろん、観光客や野良犬の少ない場所にあり、ゆっくりと過ごすことができます。
風が心地よく、椅子に座っているだけで眠れそうです。ハンモックに揺られながら休憩するのも最高のひと時になるはずです。
メニューはタイ料理がメインで、ドリンクはコーヒーやアルコール類があります。コーヒーはすぐでてきましたが、豚肉ガパオ&卵乗せと海鮮トムヤムを注文しましたが、提供されるまでに40分くらいかかりました。
せっかくのサムイ島でセカセカするのもあれですから、心地よい風を感じながら素敵な景色を見ながら気長に待ちましょう。
ロケーション
BOULANGERIE(カフェ)
ラマイビーチ近くにあるフランスカフェ店。写真にあるようにテラス席が完全に分けられているので、ワンちゃんも安心して同席させることができます。この点は、ペット連れの方なら、かなりおすすめポイントになるかと思います。
それだけでなく、おそらくフランス人であるオーナーが焼くフランスパンのサンドイッチもまた美味しいんですよね。とりあえず、訪れて後悔しないカフェ店です。
ロケーション
SURF UP(バー)
チャウエンビーチ沿いにあるバー。(食事メニューはありませんでした)一般的なバーではありますが、砂浜にビーズクッションが置かれているので、ゆったりしながらお酒を飲んだり、砂浜を歩く人や海を眺めながら過ごすことができます。
それとワンちゃんも可です。他のお客さんでワンちゃんを連れてきている人もいました。当店で飼われているビーグルもいました。
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COCO TAM’S(創作料理)
Bophutビーチ沿いにあるレストラン。もともと漁民団地であったBophutビーチ沿いには、新鮮なシーフード料理を堪能できるお店がたくさんあります。さらにお店の雰囲気は、他のエリアとは違ったお洒落な雰囲気があります。少し雰囲気のあるディナーを楽しみたいなら、このエリアがオススメです。
そんなエリアにある「COCO TAM’S」ですが、ワンちゃんを連れていけるだけでなく、素敵な夕空を眺めながらお食事を楽しむことができます。お店に着くまでに、沢山の野良犬がいましたが、お店内やお店の海岸近くには野良犬が出没しませんでしたので、ゆっくりと時間を過ごすことができるはずです。
我々は、砂浜にあるビーズクッションと簡易的なテーブルで過ごしました。裸足で感じる砂浜と夕空を眺めながらのお酒は最高でした。すでに食事を終えていたので、食べ物はフライドポテトしか頼みませんでした。ちなみにここでは、800バーツで水タバコを楽しむことができます。
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SAMOVAR(ロシア料理)
チャウエンビーチ南にあるロシア料理SAMOVAR。私の奥さんはロシア人で、タイには長く住んでいますが、タイで食べたロシア料理の中で一番おいしかったと言っていました。特にロシアンスタイルのBBQ、とろけるチーズがたっぷり乗ったロシア風ダンプリンが最高でした。
サムイ島や近くにあるパンガン島には、たくさんのロシア人が住んでいることから、本格的なロシア料理が体験できるのも、サムイ島の醍醐味の一つです。
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Aromi diversi Italian(イタリア料理)
イタリア人オーナーが経営するイタリア料理店。周囲に何もない場所なので、隠れ家的スポットです。西海岸沿いにあるので、サンセットを眺めながら食事ができます。イタリア人オーナーも猫やゴールデンレトリーバーを飼っており、ペット可です。
料理は、サムイ島での一週間の滞在の中で、一番のおいしさを誇る料理を出してくれました。特に牛肉のカルパッチョとラム肉チョップが絶品でした。それに加えて、目の前の海や夕日を眺めながらのディナーは、忘れられない思い出になること間違いなしです。
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6. 番外編:スーパーマーケット
大型スーパーマーケットは、島内に複数あります。例えば、MacroやLotusです。ここでは、生活用品や食品なんでもそろいます。
ですから、ヴィラを借りて、ヴィラの中でゆっくり過ごしたい人は、事前に大型スーパーで買い出ししておくことができます。そうすれば、どこにも出かけずに快適なヴィラ生活を実現できます。
※スーパーマーケット内はペットの連れ込みは禁止です。
Lotus
Lotusは、一般的な大型スーパーです。基本的になんでもそろうはずです。
Makro
Makroは、1ロットがかなりの量です。その分単価がリーズナブルになってるのが、魅力の一つです。コストコみたいなイメージです。食料を大量に買い込む人向けです。
デリバリーサービス
「foodpanda」によるデリバリーサービスもあるので、テイクオーダーも可能です。
いかがでしたでしょうか?ぜひサムイ島で、ペットと優雅なひと時を過ごしてみませんか?
プール付きヴィラでBBQしながらゆっくり過ごすのもアリですし、どこか出かけたいと思った時にも、ペットと行ける場所がたくさんあるのが、サムイ島の魅力の一つです。
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