【ペットフード輸出大国タイ】製品開発や受託生産OEMサポート事業

【ペットフード輸出大国タイ】製品開発や受託生産OEMサポート事業

世界第3位のペットフード輸出国であるタイで、安価で高品質のプレミアムドッグフードやキャットフードの企画・開発、そして受託生産(OEM)を実施しませんか?


多くの企業様が、日本や欧米諸国でオリジナルドッグフードを開発する際に直面する課題としてコスト、最低発注量、原材料確保といったことが挙げられます。しかし、今回紹介するタイでの受託生産(OEM)なら、これらの課題を解決し、新しい事業成功への扉を開けるかもしれません。

本記事では、タイでの受託生産(OEM)に焦点を当て、中小企業様のペットフード開発をご提案させて頂きます。
 

【目次】

  1. ペットフード開発の課題
  2. タイでOEM生産をすべき理由
  3. 当社OEMサポート事業について
  4. OEMサポートを受けるメリット
  5. 当社でのペットフード開発事例
  6. お問い合わせや相談について

1. ペットフード開発の課題

ペットフード開発の課題

現代の日本では、ペットは家族の一員として親しまれるようになり、ペット産業も急速に成長しています。その中でも、ペットフード市場は特に注目を集めています。しかし、同時に市場内での競争も激しく、さらに多岐にわたるお客様の要望に応える必要があります。

特に日本のペットフード市場では多様性が求められており、グレインフリー志向の飼い主が増えてきていたり、ペットの健康状態や年齢に合わせた健康フードも求められています。

この多様性は市場の拡大を示唆していますが、同時に多くの企業が直面する課題がいくつかあります。
 

大きな費用がかかる

多くの企業にとって、日本や欧米でのOEM生産ではコストの問題が発生してきます。その主な理由の1つは、最低発注ロットの大きさです。多くのOEM工場では、最低発注ロットが大きく設定されており、20トンなどの量を要求されることがあります。

これは、製造プロセスの効率化や生産ラインの最適化に必要な場合がありますが、小規模企業や新興ブランドにとっては資金や倉庫スペースの制約が生じます。

さらに、人件費の高さも課題となります。日本や欧米では人件費が高いため、製造コストが増加し最終製品の価格に直接影響を与えます。
 

高品質な原材料の確保

日本のペットフードOEM工場では、十分な原材料を確保できないことから、お客様のオーダーを受けれない状況が続いているというお話をよく聞きます。いくつかの要因があるかと思いますが、ペットフードのプレミアム化による影響もあると考えています。

昨今、飼い主はペットの健康や好みに合わせるため、栄養価が高く健康に良いペットフードを求める傾向が増えました。その結果、原材料の品質や安全性にこだわるペットフードメーカーが増えており、高品質な原材料を確保することが困難になっています。
 

市場への参入障壁

ペットフード市場では、大手企業が市場をほぼ独占しているため、中小企業による新規参入は簡単ではありません。この市場での成功には、製造コストだけでなく、ブランド認知度の構築や消費者の信頼を得るための広告やキャンペーンなどの時間をかけた地道な活動も必要です。

その為には、品質と安全性に関する信頼性の高い情報を提供することが効果的です。中小企業は、品質管理や原材料の選定に関して徹底的な取り組みを行う必要があります。また、消費者とのコミュニケーションを通じて、ブランドの価値観やコミットメントを明確に伝えることも重要です。
 

2. タイでOEM生産をすべき理由

タイでOEM生産をすべき理由

当社からお客様には、タイでのキャットフードやドッグフードの開発や受託生産(OEM)を提案させて頂いております。

では何故タイなのか?その理由についてご説明していきたいと思います。
 

ペットフード輸出国第3位としての実績

TPFA(タイペットフード貿易協会)によれば、2021年にはタイの輸出額が前年比27%増の650億バーツ以上となり、世界第3位のペットフード輸出国となりました。

タイ産ペットフードの輸出先である上位5か国は、アメリカ、日本、イタリア、マレーシア、およびオーストラリアであり、インド、インドネシア、ラオスなどのアジア諸国でもタイ産ペットフードの需要が増えてきています。

タイ産ペットフード輸出の着実な成長は、2022年7月時点で既に43%増加(前年比)しており、さらなる加速が見られています。

TPFAの会長であるチャニント・チャリサラポン博士によれば、人間用ツナ缶製造における長年の経験(世界で生産されるツナ缶の約2割がタイ産)も、ウェットペットフード製造の拡大に寄与すると述べられており、タイでのウェットフードの生産も活発になってきています。

 

高品質な原材料の入手のしやすさ

タイのペットフードで使用される原材料(新鮮で高品質な肉、穀物、魚介類)の95%は地元で調達され、これが同国の生産と世界貿易での成功をさらに促進しています。

というのも、タイは多様な気候と土地を有しており、穀物、野菜、果物といった様々な農産物が生産されています。

さらに、タイでは畜産業も盛んであり、新鮮で高品質な肉(ヒューマングレード)が入手できるだけでなく、タイが海に面していることから豊富な魚介類の資源(ヒューマングレード)もペットフードに
利用されています。
 

コスト面での利点

タイは、生産コストが比較的低いことで知られています。これは、日本や欧米諸国と比較すると安い労働者の賃金や原材料調達のしやすさが影響しています。

これは、これから新規ペットフードを開発しようとしている企業様にとって、とても魅力的なポイントであると言えます。というのも、製造コストの低減は製品価格を抑え、市場での競争力を高める手助けとなるからです。
 

以上が、ペットフードの受託生産(OEM)国としてタイが魅力的である所以です。タイでOEM生産することで、品質を維持しながらコスト削減を実現し、市場での競争力を手に入れることが期待できます。
 

3. 当社OEMサポート事業について

当社OEMサポート事業について

当社のOEMサポート事業は、お客様の代わりにタイにあるOEM工場を探し、商品企画、開発、製造、輸送のお手伝いを実施しています。

ドライフード、レトルト、トリーツといった様々なペットフードの開発において、企業様の要望に即しながら包括的なサポートをご提供します。以下は、弊社のOEMサポートの流れになります。
 

1. ヒアリング

まず初めに、お客様のご要望やビジョンをお聞かせください。ペットフードの用途、対象ペット、特別な成分や配合、価格帯などについての詳細な情報を共有していただきます。
 

2. 企画・ご提案

得られた情報をもとに、最適なペットフードの企画と提案を行います。市場調査やトレンド分析を踏まえ、お客様のブランドや製品に合ったユニークで競争力のある提案を行います。
 

3. お見積書&製品仕様書のご提出

ご提案内容にご納得いただけたら、プロジェクトのお見積書と製品仕様書をご提出いたします。
 

4. 類似サンプル品のご確認

製品仕様が確定した後、類似サンプル品があれば、お客様にご確認いただきます。品質や味、香りなどを確認し、最終製品に対するご意見をお聞かせいただきます。

※サンプルのご提供ができない場合もございます。
 

5. パッケージの策定

製品が確定したら、梱包するパッケージの策定に移ります。既存のデザインパッケージに梱包できるだけでなく、無地のPP袋への梱包も可能です。
 

6. ご契約・発注

5. パッケージの最終確認がなされたら、正式な契約と発注手続きに進みます。これにより、実際に製造が開始されます。
 

7. 製造・納入

品質管理や製造スケジュールに注意を払いながら、ご希望された納期内に製品をお客様にお届けいたします。

途中の進捗状況や製品の品質についても、随時ご報告させて頂きます。
 

4. OEMサポートを受けるメリット

OEMサポートを受けるメリット

当社のOEMサポートを利用することで、様々なメリットが生まれます。以下に、その主なポイントを詳しくご説明いたします。
  

幅広い提案を受けられる

OEMサポートを利用することで、一社のOEM工場からでなく、複数のOEM工場からご選択いただけます。

各OEM工場の特徴も踏まえながら、各OEM工場の開発(R&D)担当者が提案する製品スペックや原材料の選定などをご提案させていただきます。

このように多角的な提案により、お客様の最適な製品開発に貢献いたします。
 

日本人獣医師の紹介も可能

弊社は日本にいる現役獣医師と連携しており、必要に応じて日本人獣医師の紹介も行っています。ペットフードの開発において健康や栄養に関する専門的なアドバイスが必要な場合、日本人獣医師の意見を取り入れることができます。
 

現地工場とのコミュニケーション円滑化

弊社が提携している現地OEM工場とのコミュニケーションが円滑に行えます。言語や文化の違いがあっても、当社のサポートにより、スムーズなプロジェクト進行が可能です。これにより、製品仕様の誤認識やスケジュールに対する不安を解消することができます。

補足情報
担当者のTOEICスコア910点、タイ語日常会話レベル。(サプライヤーが価格や品質に関する重要な部分も聞き取れる場合もあり)
 

最適な輸送手段や関税特恵のサポート

国際貿易取引において、最適な輸送手段や関税特恵の活用は非常に重要です。当社はこれらの複雑な手続きについてもサポートし、効率的かつよりリーズナブルな輸送方法や関税低減方法を提案いたします。
 

Webマーケティングの無料コンサル

弊社では、お客様の新製品が市場でどのように訴求できるかを一緒に考え、Webマーケティングに関する無料コンサルティングも行います。オンラインでの販売や広告戦略の立案においても、ECサイト(月間10万PV数)運営者が戦略的なアドバイスを提供し、Webマーケティングの観点からも新製品の成功に向けてお手伝いいたします。
 

5. 当社でのペットフード開発事例

当社でのペットフード開発事例

ここでは実際にあったお客様の開発事例をご紹介させて頂きます。当時、お客様はイギリスのOEM工場でドライドッグフードを生産しておりましたが、以下の課題点がありました。
 

課題1:長い物流リードタイム

物理的にイギリスから日本まで遠いということで、PO発行から納入まで早くて3-6か月もかかっていたということでした。年間予測発注数量計画(フォアキャスト)を事前に提示しているにもかかわらず、これだけのリードタイムがかかっていました。
 

課題2:製造原価の高騰

それに加えて、イギリスで製造していることから、人件費や原材料費の高騰により、毎年のように値上げ連絡があったようです。特にお客様のレシピにはヒューマングレードの生肉が使用されていたので、余計にコストがかかっておりました。

そして、これらの製造原価高騰をお客様自身で吸収することができず、販売価格に転嫁せざるをえず、販売数量が減少してしまったということでした。
 

課題に対する提案内容

以上の課題点をお客様からヒアリングし、以下のご提案をさせて頂きました。
 

  1. タイでのOEM製造(製造原価や物流コスト低減の為、日タイ経済協定による関税特恵享受の為)
  2. 生肉(フレッシュミート)から製造できる工場A&Bの比較。
     

1. に関してですが、タイでの人件費は日本のそれと比較して約三分の一と言われています。さらに、ドッグフードに使用される主原料を自国で調達できるため、製造原価を抑えることが出来ました。

そして、タイから日本まで距離は、イギリスから日本までの距離より非常に短く、物流コストを削減することもできます。それだけでなく、発注から納入までのリードタイムも約2か月まで短縮することができました。

それだけでなく、日本とタイは経済協定を結んでいる為、輸入時に支払わなければならない関税をゼロにすることができました。

これらの結果、大幅なコスト削減に成功することができました。

2. に関してですが、まず生肉からドライドッグフードを製造できるOEM工場を展示会やテレアポしていく中で、2社見つけることができました。

OEM工場A社は品質に定評がある一方で価格が高く、OEM工場B社は価格が安い一方でまだ工場が設立されてから間もない状況でした。

これらの情報を弊社で整理し、情報共有し、各工場ともZOOM会議を実施していき、お客様と工場のコミュニケーションを図っていきました。

このように、お客様のご要望にあわせて最適解を導くために、弊社が複数のご提案をさせて頂くというのが弊社のOEMサポートでございます。
  

6. お問い合わせや相談について

お問い合わせや相談について

当社のOEMサポートに関するお問い合わせや相談は、どんなことでも構いませんのでご気軽にご連絡くださいませ。
 

お問い合わせ方法

電話:+66 (0)61-457-4310
弊社の担当者に直接お電話いただくことができます。お電話での対応が迅速で必要な情報をすぐにお伝えできます。

メール:nagai@first-reach.org
弊社の担当者メールアドレスにお問い合わせメールを送信していただけます。ご質問や要望に対する詳細な回答をお送りします。

オンラインフォーム:Contact – PawTopia
当社のウェブサイトにあるお問い合わせフォームを利用していただくことも可能です。必要事項をご記入いただき、送信いただければ、担当者が迅速に対応いたします。
 

ご準備頂きたい事

お問い合わせいただいた後、ご興味やニーズに合わせて詳細な相談を行います。この際、以下の点についてお伺いいたします。

  • プロジェクトの概要
    開発したい製品やプロジェクトの目的についてお聞かせください。
  • 要望や希望事項
    製品の特定の要求や希望事項、予算について教えていただければ、より具体的な提案が可能です。
  • スケジュール
    製品を完成させる目標時期やスケジュールについてお知らせください。

 
当社では、お客様との密なコミュニケーションを大切にし、プロジェクトの成功に向けて最大限のサポートをさせて頂きます。

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